MPL注油システム
MPL(Mechanical Pulse Lubricating System)は、従来の機械式注油器にてシリンダ注油効率を大幅に 改善した、圧力波送油方式によるシリンダ注油システムです。 従来の機械式注油器と同じ機構で、低コストで電子制御式と同等の注油率を実現しました。
特長
- 世界で初めて、機械式注油システムで未踏の領域達成。
- 既設の注油器にてシリンダ潤滑油量0.5g/Ps・hを達成!
- PC弁にて高速の圧力波に変換して送油します。
- ノズルとシリンダライナ溝の工夫により、油を周上に広げ油膜形成しやすくしました。
- 送油をLEDランプの点灯で確認でき、エンジンルームでの視認性が向上します。
- 潤滑油ドレンを削減出来ることから、環境保全にも役立ちます。
- 基本的に既設の機械式注油器を改造して使用するため、工事が簡単で操作も変わりません。
- MPL注油システムで特許出願中。
システム構成
改造工事の際、取り替える部品を で示しています。MPLシステム搭載の際には、シリンダライナに溝加工を施す必要がありますが、専用工具でピストンを抜かずに工事が可能です。(B&W. UFC Type)
注油タイミングと範囲
MPLは従来の機械式と同じ機構で電子制御式に比べ「低コスト」で「同等の低い注油率」を実現